訪問マッサージのフランチャイズ本部選びのポイントとは?
訪問マッサージ店をフランチャイズで経営する際に本部を選ぶ基準は人それぞれです。しかし、選び方を間違えれば事業に影響して失敗してしまうことも。ビジネスパートナーともいえる本部を選ぶ際には、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。この記事では、開業時の失敗を防ぐために、気を付けるべき点についても解説していきます。
訪問マッサージのフランチャイズ開業時によくある失敗
訪問マッサージのフランチャイズ事業は、未経験者でも簡単に始めることができますが、何も知らずに始めてしまえば、失敗してしまう可能性もあります。開業時によくある失敗について知っておくことで、同じような失敗を回避できるかもしれません。具体的には次のような失敗が考えられます。
開業に高額な費用がかかる
初期費用に関しては本部との契約により金額はさまざまですが、基本的に400〜500万円が相場です。ただ、初期費用の説明はされていたものの事務手数料や請求手数料など、初期費用に含まれていない請求をされる可能性もあります。最初にかかる費用をしっかり確認しておかないと、どんどん高額な費用を払わされてしまいます。また、開業にかかった初期費用をすぐに回収できそうな立地かどうかも見極めなければなりません。
ロイヤリティが高額で続けられない
毎月の売上から本部に納めなければならないロイヤリティですが、契約先によって金額やその割合などは変わってきます。高額なロイヤリティを納めなければならない相手を選んでしまうと支払いに苦しむことになってしまいます。毎月一定の金額が決められている場合と売上から何パーセントと決められている場合がありますが、どちらも売上の良し悪しに関わらず、持っていかれてしまうケースがほとんどです。そのため売上が悪い月が続けば、支払いができずに続けられなくなってしまうことも考えられます。
需要のない立地に開業してしまった
高齢者からの需要が高い訪問マッサージは、若い人ばかりが集まる場所に開業してもあまり意味がありません。介護が必要な人や高齢者が多く集まる地域を選ぶ必要があります。また、家から出られない人や寝たきりの人へ情報を届けるためには、宣伝方法も工夫しなければ伝わらないため、ただ開業しただけではあまり気づかれることなく、利用してもらえない可能性があります。
訪問マッサージのフランチャイズ開業時の失敗を防ぐためには?
訪問マッサージをフランチャイズで展開する際には、なるべく失敗は避けたいものです。開業時の失敗を防ぐためには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。
自己流で経営しない
訪問マッサージは飲食店などのフランチャイズと違い、開業すれば自然と人が集まってくるものではありません。そのため、最初は本部のサポートを受けることをおすすめします。開業方法はネットでも調べることはできますが、本部のノウハウに沿って実践する方が間違いないでしょう。慣れてきたら徐々に自己流で経営しても良いかもしれませんが、初めはしっかりサポートを受けて、マニュアル通りに進めることをおすすめします。
契約書をきちんと読む
たくさん文字が書いてある契約書は面倒で読み流してしまいがちですが、大切な部分を見落としてしまっては、あとから苦労することになったりトラブルになりかねません。ロイヤリティや初期費用以外にかかるものはないか、契約期間や解約時の違約金など、お金にまつわる部分についてはトラブルになりやすいため、とくにしっかり確認しましょう。契約書を読んでも理解できなかったり記載のない事柄に関しては、担当に確認するなど納得してから契約すれば、失敗やトラブルを回避できます。
訪問マッサージのフランチャイズ本部選びのポイント
訪問マッサージの本部は複数あって悩んでしまいますよね。失敗しないフランチャイズ事業のためには、信頼できる本部を選ぶ必要があります。失敗してしまえば多額の借金をすることになったり、自信を失ってしまいかねません。フランチャイズの開業の際に何を重視するかにもよりますが、本部との良好な関係を築くことは何よりも大切です。ビジネスパートナーとして、信頼できるかどうかをしっかり見極める必要があります。
また、ある程度の知名度があると、インターネットなどで検索されることも多いので成功しやすいです。信頼度と知名度の高いところとフランチャイズ契約を結び、施術スタッフとも良好な関係を築くことができれば、成功に近づくことができるでしょう。
まとめ
訪問マッサージのフランチャイズ開業を成功させるには慎重な本部選びが大切です。利益を左右するポイントは、本部選びにあると言っても過言ではないかもしれません。初めての開業ではわからないことだらけですが、契約書をよく読んだり、金銭に関わることは契約前にしっかり確認しましょう。ビジネスを成功させるのは、簡単なことではありませんが本部選びに気をつけて、ぜひ訪問マッサージのフランチャイズ開業に挑戦してみてはいかがでしょうか。