訪問マッサージで開業するまでの大まかな流れを知っておこう!
訪問マッサージの開業に興味がある人がいるでしょう。訪問マッサージを開業するまでの流れについて把握できているでしょうか?開業するとなると不安を感じることは当然だと思いますが、安定した経営をするためには事前の情報収集が必要不可欠です。この記事では訪問マッサージを開業するまでの流れや必要な資格などについて紹介します。
訪問マッサージで開業するまでの大まかな流れ
まずは、訪問マッサージを開業するまでの大まかな流れについて解説します。訪問マッサージはある程度需要があるといわれているため、開業をしたい人は開業までの流れを把握しておきましょう。
法人の設立、個人事業主の開業届
訪問マッサージを開業するときは、法人を設立するか、個人事業主として開業するかを判断しなければなりません。法人を設立した場合は費用(数十万程度)や時間(書類の作成や提出などのため)が必要です。個人事業主として開業する場合は開業届の提出が必要となります。
事業・資金計画作成
訪問マッサージを開業するときはお金の準備、計画が必要です。お金の使用用途などを見えるかするために事業計画書を作成します。事業をはじめるときに具体的に資金計画を把握することは非常に大切です。
建物の確保
訪問マッサージを開業するときに、資格の保有者であれば出張専門での開業の手続きが可能ですが、資格を持っていない場合は店舗を開設して開設届を提出することが必要です。施設を開設するためにはいくつかの条件があるので、確認をしましょう。
人材の確保
訪問マッサージを開業するにあたって人材を確保しておかなければなりません。業務をはじめるにあたって鍼灸師などの国家資格保有者の人材を確保しましょう。
受領委任の取り扱いの届出、開設準備(保健所、税務署等)
受領委任の届出は重要となるため、開設届提出後は必ず行いましょう。また、保健所や税務署になどの各所に届出をしなければならない書類があるため、そろえておく必要があります。
道具などの備品準備
訪問マッサージをするにあたってパソコンや通信機器、自動車などの車両が必要です。これらに加え施術をするための道具も準備しなければなりません。
訪問マッサージの開業に必要な資格
訪問マッサージを開業するために必要な資格について紹介します。効果がある施術をするためには、専門性が高い施術に関する勉強をしておかなければなりません。
あん摩マッサージ指圧師
あん摩マッサージ指圧師は人体に指圧をかけながら筋肉のコリなどを解消するための技術です。あん摩マッサージ指圧師の資格を取得するためには、専門学校などで勉強をして国家試験に合格しなければなりません。
鍼灸師
施術に針やお灸を使用する場合は鍼灸師の資格が必要となります。鍼灸師の資格も専門学校などで勉強をして国家試験に合格する必要があります。
訪問マッサージの開業方法ごとのメリット・デメリット
訪問マッサージの開業方法には「立ち上げ経験者を自社で雇用する方法」「フランチャイズに加盟する方法」「立ち上げコンサルティングを活用する方法」の3種類があります。ここでは開業方法ごとのメリットとデメリットについて解説します。
立ち上げ経験者を自社で雇用することのメリット・デメリット
知人などですでに訪問マッサージ業を業務として行っている人を採用し開業するパターンです。メリットは、訪問マッサージ業をすでに立ち上げているためノウハウなどを学べるところです。
デメリットは立ち上げ経験者に出会う確率が低く、マッチングしにくいところがあります。また、人材紹介会社からの紹介などであれば人材紹介会社に手数料を支払わなければなりません。
フランチャイズに加盟することのメリット・デメリット
訪問マッサージのオーナーをするときにフランチャイズに加盟する方法があります。フランチャイズに加盟することで開業から経営の方法など多岐にわたりサポートしてくれます。サポート体制が整っている点は大きなメリットといえます。
デメリットはフランチャイズに加盟するときに初期費用が高額になるケースがあり、そのほかの費用もかかるため準備金が必要です。
立ち上げコンサルティングを活用することのメリット・デメリット
マッサージ業界のコンサルティング会社があり、コンサルティング会社に依頼をして立ち上げをする方法もあります。コンサルティング会社に依頼をすることで、経営面の知識をかなり身に付けることができます。
ただし、相談する会社、人によって能力差を認めるケースもあります。
まとめ
ここまで訪問マッサージを開業するまでの大まかな流れについて紹介しました。開業するにあたって勉強が必要であり国家試験に合格しなければなりません。また、公的な書類など必要な書類の提出、開業をするまでの準備など一人の能力だけでは難しい場合もあります。
もし、開業をする場合には、今回の記事で紹介したように訪問マッサージ業界について詳しい人に相談をしてみるのも有効な手段といえるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。