年収アップも夢じゃない?訪問マッサージで収入を増やすノウハウ
訪問マッサージのフランチャイズで収入を増やし、年収も大幅に上昇させたいというのでしたらノウハウがあります。マッサージの技術が上手いに越した事はありませんが、それだけでは限界も早いです。
そこでクライアントに来てもらう為の外せないチェックポイントを厳選してみました。
もくじ
ターゲットを明確にして戦略を立てましょう
訪問マッサージのフランチャイズと契約を結んで仕事をする場合、どういった層に狙いを付けるのかは事前に相当考えておく必要があります。場合によってはフランチャイズの本部から指示が出る場合もありますが、狙いによって全く経営戦略も変わってくるからです。収入増加と年収の大幅アップには必須条件とも言えます。
ターゲットが高齢者であるとしたら、介護に関係する制度について一定の勉強をしておいた方が良いです。クライアント以外にケアマネージャーと話をする必要があるようなケースもあります。そんな時にマッサージの技術以外何も知らなかったりすると、円滑なコミュニケーションに支障が出てきます。
収入アップの為には確実に埋めておかないといけません。マッサージの技術についても、高齢者特有の問題について事前研究しておけば随分違います。若者や肉体労働者にやる施術と、高齢者対象の施術では内容を変える必要があります。施術者側が多少力を込めた程度と思っても、高齢者にとっては大きい力となってしまい、骨折してしまうような事も少なくありません。
ベテランでしたらその場で手加減も出来ますが、経験が少ないスタッフが多いのでしたら店舗として、事前研修をしておいた方が良い場合も多いです。周辺の同業他社の訪問マッサージ店がどういう活動しているか調査する事等も、勿論行う必要があります。つまり、マーケティングを徹底するという事です。
ビジネスマナーは必ず身に付けておきましょう
訪問マッサージでもビジネスマナーは重要です。マナー研修も含まれているフランチャイズもありますが、場合によっては、マッサージの技術よりもずっと大きく店舗の評判に響く事もあります。マッサージの目的はリハビリであったり、疲労回復であったり色々ありますが、どのパターンであってもリラックス出来なければ意味がありません。
マッサージは特に人の体に触れる施術ですので、不潔な身だしなみをしていたらそれだけで嫌がられますし、実際は高い技術を持っていたとしても疑いの目を向けられる事になります。疑いがある時の緊張は必ず体にも出ますので、施術の効果も薄れますし後日の店舗の評判にも大きく響く事になります。遅刻や荒い言葉遣いや、不愛想な態度等も同様です。
クライアントが穏やかで落ち着いた気分になる事をゴールと見なすなら、場合によっては施術ではなく会話の方がメインになるような事もあります。その為には、まずクライアントが安心して仕事を任せられると思ってくれるような特徴を持っていないといけません。ビジネスマナーはその為の第1歩として外せないポイントです。
マッサージ師の資格について詳細を詰めておきましょう
訪問マッサージをやる場合、大抵は按摩マッサージ指圧師の国家資格を前提にしている事が多いです。ただ、フランチャイズによっては理学療法士や柔道整復師や鍼灸師等、他の体関係の国家資格保有者を使う事もあります。訪問マッサージの会社で設定した勉強会をクリアした人を仕事に出すようなケースや、スポーツトレーナーの資格者を出すようなケースもあります。
それぞれの資格は被る部分もありますが、違う所も多いので開業前に雇用するマッサージ師の資格の差異についてよく考えておく事も年収アップの為には重要です。主な顧客層がオフィスワーカーで、日頃の疲れを取り良く眠りたいというような事が多いのでしたら、按摩マッサージ指圧師や鍼灸師の資格を持ったマッサージ師を主に雇用した方が安定します。
他にも怪我からのリハビリを前提にしているようなクライアントが多いというのでしたら、理学療法士やスポーツトレーナーの有資格者を投入した方が、上手く噛み合います。既にマッサージ師の資格について規定がある場合は別ですが、そうでない場合には経営戦略として重要になりますので必ずチェックしておく事をお勧めします。
ケア関係者と円滑なコミュニケーションを取っておきましょう
介護現場に訪問マッサージで呼ばれる場合等に多い問題ですが、看護師や医師、ケアマネージャー等としっかりコミュニケーションが取れるような体制を作っておく事も仕事には重要です。施術をする時、場合によっては他の職域の人の仕事とぶつかってしまうような事もあります。
リハビリ方法があったとして、クライアントの状態によっては他の職域の立場で、特定の部位を使うような物は止めてほしいというような時に無理をしてしまうのは問題があります。他にも、実際にやったとしても問題は無いのだけれど、詳細を知らない人からしてみたら安全なのか不安を感じるというようなケースも少なくありません。
事故を起こした場合の責任問題とも関わってきますので、慎重にならなければいけないのも確かですが、何か特徴的な事をやるような場合には他の職域の人とも話し合っておいた方が安定します。
こちらが全く知らなかった他の職域の知見が聞けるというメリットもありますので、外す手はありません。クライアント自身の要望と、チーム全体の要望を聞きつつ仕事をする必要があるという事です。年収アップの為にも必ず確認する事をお勧めします。
クライアントへの配慮を忘れない様にしましょう
器具を使う場合は清潔な道具を用意する事等は当然ですが、心理的な配慮も欠かせません。異性がクライアントの場合は、密室で1対1の状態にならないようにドアを開けたり、同席者を手配する事が出て来ます。他にもクライアントの状況によっては、排泄関係に問題があるような事も珍しくありません。施術中に失禁の類が起きた時にどういう対応をするかという事も考えておく事等も必須となります。
どういった層をターゲットにするかという経営戦略によっては、遭遇する事が無いような調整をする事も不可能ではありません。しかし、人相手の事である以上同じような事は必ず何処かで起きてきます。全く思いもよらなかったという事もありますが、事前に考えておけば落ち着いた対処が可能である事も多いです。
全く初見で激しく動揺してしまうと、クライアントにもそれが伝わって収拾が付かなくなります。スタッフをトラブルから守るという意味でも、クライアントへの配慮は必須です。
異性のクライアントへの配慮で考えるなら、スタッフ側から見るならば、しっかり実施しておけば動揺したクライアントにセクハラで訴えられるリスクを減らす為の予防であるとも言えます。安心して仕事が出来る環境作りも収入アップには重要ですので、必ず考えておく事をお勧めします。
皆でケース研究をする様にしましょう
骨粗鬆症や認知症等、訪問マッサージで遭遇しやすい病気は多いですが、同じ病気でも人によって対処法は色々変わって来る物です。フランチャイズ全体として勉強会を設定している事も多いですが、成功例も失敗例も参考になる事が多いのでケース研究は必ず行う事をお勧めします。
特にクライアントの心理状態に関する事等は、報告を聞いているのといないのでは大きい違いが出て来ます。認知症の影響で、人当りがとてもキツくなっているような人と遭遇するケースもありますし、自暴自棄のようになっていて非協力的なクライアントも結構遭遇する物です。他にも鬱傾向が強く、施術中に感情的になるようなクライアントも少なくありません。
実際、遭遇して経験を積まない事にはどうしようもない部分もあります。ですが、ある程度事前知識があれば全く初見で遭遇するよりは多少の余裕が出来ます。クライアントに引きずられて、此方も感情的になってしまうような失敗は減らせますし、施術にこだわるのではなく、今回は話を聞く事に重点を置こうといった調整も出来るようになります。
頭の中で聞いた話を自分ではどうするだろうと考えておくだけでも違いますので、良い仕事の為にはケース研究は外せません。
ビジネスマナーとターゲット層の明確化、ケア関係者とのコミュニケーションとクライアントへの配慮を忘れない事が最重要ノウハウです。その上でケース研究をしっかりしつつ、雇用するマッサージ師の資格に合わせた経営戦略を立てれば、安定した訪問マッサージフランチャイズを運営出来ます。