独立開業に不安のある方必見!フランチャイズのサポート内容を知ろう!
訪問マッサージのフランチャイズと契約する前に、必ず確認しておかなければならないのはサポートの内容です。マッサージは保険の適用が効きますが、保険適用分の申請やマッサージ師の募集など、独立開業までにはやらなければならない事が多くあります。
そこであると無いのでは大きい違いになる6つのポイントに付いて述べていきます。
技術に関するサポート
訪問マッサージの技術面に関する勉強会が、頻繁に行われているフランチャイズかどうかは必ず確認しておく事をお勧めします。オーナーが按摩マッサージ師等の国家資格を有しており、人を雇うのではなく自分自身で訪問マッサージのフランチャイズを始める場合でも、人を雇う場合でも同じです。
訪問マッサージを行うには、国家資格を持っていなければいけませんが単に資格を持っている人を集めただけでは独立開業しても上手く行きません。フランチャイズとして、スタッフ全員が認識を共有して動く必要があります。
各々で好きな様にマッサージを始めたとして、そういった噂が広がってしまった場合には、クライアントが不公平感を持つ事もありますし事故のリスクも高まります。リスクを減らす為には、同じ研修を受けて技術等について認識を共有出来る様な体制があった方が良いです。人に施術する職業ですので、当然上手い下手も出て来ます。
他にも気づかない間に変な癖が付いてしまう事も珍しくありません。そういった部分を上級者に修正して貰うという意味でも、定期的な勉強会があった方が大きいメリットがあります。
保険関係のサポート
訪問マッサージは保険適用で受けられますので、事業として行う場合は内容をしっかりまとめて申請すれば後で保険分の入金があります。ただ、申請後即振り込まれるという訳では無い事に注意が必要です。大体3ヶ月から6ヶ月程度の期間が開きますのでその間に資金的な問題が発生した場合は、オーナーが不足分を埋めていく必要があります。
不足分のフォローはかなりの注意が必要で、余裕が無い経営をしてしまうとお金が振り込まれる前に事業が立ち行かなくなってしまうリスクが現実味を帯びてきます。フランチャイズによっては、その空白期の保険分の資金を立て替えてくれるサポート制度がある所もありますので、契約の時には必ず確認しておく事をお勧めします。
他にも、単純に訪問介護医療の保険申請の代行サービスや、申請が分かりやすくなる様なツールを提供している場合もあります。日々の業務に手一杯で、申請の事まで手が回らないという様な時にこういった制度があるととても助かります。訪問マッサージ事業を上手く動かす為に重要な要素ですので、特に注意する様にして下さい。
マーケティングよるサポート
訪問マッサージでもマーケティングは重要になります。高齢者が多い地域とオフィスワーカーが多い地域では、同じ箇所を施術するにしてもマッサージの方法も変わって来ます。
他にも同業他社がどういったサービスを付近で展開しているのかといった事も外せないポイントです。資金的に相手側が相当に余裕があり、ターゲット層も被るという様な会社が周囲にあるのを知らないままに事業を始めても良い結果には繋がりません。高齢者施術の場合は、訪問マッサージ時に骨粗鬆症や認知症の病気が関わってくる事も少なくありません。
力加減も要注意で、少し力を入れただけで骨折や捻挫、脱臼といった事故に繋がる事もあります。認知症等が関わってくる場合も、接し方や予想されるトラブルについて事前に知っているのとそうでないのでは大きい違いがあります。
オフィスワーカーが多い地域や肉体労働者が多い所では、高齢者の時ほど力を入れない様に注意しすぎるとかえって物足りないと思われてしまったりもします。事前に情報があったら、そういった心配を随分減らす事が出来ます。
地域に需要が多いサービス内容が事前に把握出来ていれば、それに基づいた経営戦略が立てられます。その為にマーケティングは決して疎かに出来ないポイントです。情報提供があるかどうかは必ず確認しておく事をお勧めします。
経営についてのサポート
業界未経験の上、企業経営の経験も無い人でもしっかりやっていけるだけのフォローがあるのかどうかも必ず確認しておいた方が良いポイントです。施術に関しての勉強会と同じ様に経営の方でも、定期的に勉強会がある事が確認出来ればベストになります。
人相手の事である以上、予想外の出来事は多く発生します。そして学生の頃の様に勉強に大きく時間を割く事も企業を経営する以上は難しいです。特に訪問マッサージの方は保険申請も含めて、一般的な会社よりもやる事が多くなります。フランチャイズである以上、本部との兼ね合いも考えなければいけません。
そういった難しい状況をしっかり考慮した上で、オーナーがやる事をコンパクトにまとめてある会社でしたら、安心して仕事をする事が出来ます。マッサージ師の確保や、急な人手不足の時に即座に代わりの人を手配してもらえる様なシステムの有無も重要です。
後になってから経営に大きく響いてくるポイントになります。会社によってはホームページの作成まで行ってくれる所もありますので、必ず内容を確認する様にして下さい。
マナー研修はサポートに入る?
マッサージの技術が高くても、ビジネスマナーが雑であれば仕事に滞りが出ます。その点を踏まえると、人を不快にさせないビジネスマナー研修がサポート内容に入っているかも契約前にしっかり確認しておく事をお勧めします。
訪問マッサージの時に特に配慮した方が良いポイントを網羅した内容であれば理想的です。それはそのまま訪問マッサージの時に起きやすいトラブル予防の研修にもなります。
訪問マッサージは性質上、1対1で密室で相手と向き合います。その時クライアントが必ず同性であるとは限りません。異性がクライアントになる場合もありますのでその時にはドアを開けておく等、配慮をする必要があります。そういった配慮を怠ると、精神的に不安定なクライアントである場合には大きい負担を与えてしまう事になり、セクハラで訴えられるリスクも出て来ます。特に注意しなければいけないポイントです。
他にも、自分では無く認知症の身内をマッサージして欲しいという事で家族がクライアントになる場合もあります。そういう時には、施術をするのと同時にクライアントの不安をしっかり聞いた方が多くの意味で良い結果に繋がる事も少なくありません。
マナー研修として、クライアントの話を傾聴する事を学んでいるのといないのでは、やはり大きい差が出ます。そういった部分も確認しておいた方が良い部分です。
開業後のサポート
定期的な技術研修会や経営の勉強会以外に、開業した後で即座に本部と連絡が取れるサポート体制があるかどうかも契約前には必ず確認する様にして下さい。電話やメールで担当者がすぐに対応してくれるという制度もありますが、可能ならば業界の事情をしっかり理解したアドバイザーが来てくれる様な制度が理想的です。
マッサージは人間相手の事ですので、トラブルは頻繁に起こります。その都度対応も変えていかなければいけません。勉強会で学んだといってもしっかり身に付くまでには一定の時間が掛かります。そういった時に全く手探りで試行錯誤するよりは、経験豊富な人がアドバイスをしてくれたり手続きを代行してくれる様なシステムがあればとても安心出来ます。
フランチャイズである以上本部との意思疎通は重要な事ですが、その面でもアドバイザーが来る方が面と向かって説明出来る分だけ、詳細な内容を伝えられます。アドバイザー経由で伝えてもらうか、それとも伝え方をアドバイザーに教えてもらうかの違いは出て来ます。
ですが、1人でやるのに比べたらずっと良いです。定期的に訪問するタイプと、こちらから訪問依頼を出すタイプの2種類がある事が多いですが、自分に合った方法を選ぶ事をお勧めします。
技術面と経営面、そして下支えになるマーケティングとトラブル防止の為のマナー研修があってアドバイザーも来てくれる様な体制があると理想的という事です。保険等、難しい部分も含めてしっかりしたパッケージがある所とフランチャイズ契約をすれば安心して仕事が出来ますので、必ず確認する様にしてください。